昨日ライブから帰ろうとすると

母親からメールがあった。

「コロちゃん元気ない。
　もう長くないかもしれないよ
　餌を食べなくなっちゃった」

衝撃が走った。

目の前が真っ暗になるってのはああいうことだろう。

何かあったらすぐ連絡しろって言ったけど、

心配でほとんど眠れなかった。

そんな心境で下北へ向かう。

着いたらすぐ家に電話。

どうやら注射を打ったら少し回復したらしい。

今日明日危なくなるわけじゃないって。

すーごい安心した。

色々決心したライブ。

最後って決めた気持ち。

その気持ちを吐き出すライブ。

途中までは確かにそうだった。

でも最後、「小さな願い」の演奏中

コロちゃんがすーごい心配になって

なみだがとめられなくなった。

演奏に支障が出るくらいに泣き崩れて

終わってからも

涙が止められなかった。

今日のライブ、

俺の心の中にいたのは

さえこでも

うてなでもなく

コロだった。

11年も一緒に住んでたんだ。

小学5年生の弟みたいなもんだ。

家族なんだ。

色々考えるだけでもう悲しくてしょうがない。

でも

とりあえずは安心みたいでよかった。

やっと

会えました。

ごめんね、来るのが遅くなって。

理由を話せば全てが言い訳だけど

これでも

俺なりに一生懸命生きてきたよ。

あなたたちが生きた証を

今に伝えようとしてたよ。

こんなに遅くなるなんて

自分でも思わなかったけど、

来たら

来てよかったって思えた。

あなたたちの

初めての孫として

生を受けた僕は今

すごく一生懸命生きています。

後悔しないようにひたすら

走り続けています。

いつかいつか

あなたたちの元に行くときは

幸せだったよって

たくさんお土産話を持って行きたいです。

気分はどうですか？

今もハッキリと思い出します。

今でも会えるんじゃないかって思ってます。

でも

なんでかな。

涙が出てしまいました。

悲しい出来事には変わりはないのです。

でも

ありがとう。

あなたたちのおかげで

いまぼくは

すくなくともしあわせです。

実家に帰ったら

寝るところがなくなってた…苦笑

しょうがないから朝6時からビール飲んで、

ビデオ見てたら

弟の嫁さんが赤ちゃんにミルクをあげるために

おきてきた。

色々話した。

家のこととか

赤ちゃんのこととか

旦那…つまりは俺の弟のこととか。

そんなに話せる機会も多くないから

そういうのはちょっと嬉しいね。

俺は外で暮らしてるからといっても

家族は家族ですから。

仲良くはなっていきたいものです。